「自分で決めた道だから全力で」。
女性ドライバーの奮闘と成長

中途ドライバー

T・Yさん

2022年入社

2022年9月に未経験で入社。茨城スーパーハブセンター所属。中型免許だけでなく、大型免許とけん引免許も保有する。

倉庫で見たドライバーの姿に心動かされ
転身を決意

Q Tさんがドライバーを志したきっかけを教えてください。

もともと、私は食品の仕分けなどをする倉庫内の仕事をしていたんです。

その中で、ドライバーさんの仕事ぶりを間近で見る機会が多かったんですが、商品を配送する姿がとてもかっこよくて、憧れを抱くようになったんです。倉庫内の仕事では、いつも同じ空間で同じ作業の繰り返しだったので、外の世界で働くドライバーさんがすごく魅力的に映ったんですよね。

Q どんなところに魅力を感じたのでしょうか?

世の中になくてはならない、生活する上で必要不可欠な存在だと思っています。

労働時間も長いですし、他の職業より事故のリスクも高いかもしれません。それでも日々、社会や人々のために多くの商品を運んでいる。そんな仕事を自分もやってみたいと感じたのが、ドライバーを志望した一番の理由ですね。

「無理です、怖いです」。
涙ながらに運転を続けた初日

Q 入社後、最初はどのような研修を受けたのでしょうか?

入社して最初の2週間は、センター内の倉庫管理業務を担当しました。具体的には、センターに入ってきた商品の仕分け作業ですね。豆腐の扱い方など、基本的な作業を学んで、倉庫内の業務に慣れるための期間だったと思います。

Q その後は、配送業務が始まるのでしょうか?

はい、倉庫内の研修が終わってからは、先輩ドライバーのトラックに同乗させてもらいました。

いわゆる「横乗り」というやつですね。この横乗り期間が1ヶ月くらい続いたんですけど、先輩の運転を間近で見られるのはとても勉強になりました。商品の積み方や、荷下ろしのコツなども、実際に一緒にやってみながら学びました。

Q 最初の運転はどうでした?

もう、緊張の連続でしたね。初めて会社のトラックの運転席に座った時は、本当に手が震えました。

先輩に付き添ってもらいながらの運転だったんですけど、道が狭くて対向車とのすれ違いもギリギリ。しかも、白線がかすれていてよく見えないような道もあったんです。運転が始まって最初の30分くらいは少し泣いてました。「無理です、やっぱり運転は怖いです」って、途中で降ろしてもらおうかとも思ったんですけど…。

Q それで、実際に運転をやめようと思ったんですか?

いえ、先輩が「じゃあ、やめるのか?」って聞いてくれたんですけど、そこは意地になりましたね。「いや、やります!」って即答しました。

だって、ドライバーになりたいってこの会社に入ったんだから、ここで逃げ出したら終わりだなって。結局、その日は2時間半くらい運転させてもらったんですけど、気づいたら泣き止んでいて、なんとか最後まで走り切りました。

女性ならではの工夫で体力差をカバー

Q ドライバーの仕事で、運転以外に大変だったことを教えてください。

やっぱり、商品の積み下ろしですね。ドライバーの仕事は、運転だけじゃなくて、商品の積み下ろしも重要な業務なんです。

私は体力面では男性ドライバーには及ばないので、最初の頃は本当に大変でした。1時間で終わる作業が、私だと2時間とかかかってしまうこともあって。

だから今は、なるべく体力の差を技術でカバーしようと、商品の積み方や道具の使い方をいろいろ工夫するようにしています。

Q 具体的にはどのような工夫をされているのでしょうか?

例えば、豆腐を配送する時は、うまくスペースを活用して積み込むんです。私たちのトラックはワイドなので、6本を目安に積み込むのですが、本数が少ない時は逆に5本にして1本を横に置いたりもします。

あとは、納豆の場合、パレットに乗せた商品をトラックに積んでいくのですが、最後の数個をラッシングベルトで固定する時に、パレットがあまると、かえって商品が固定しづらくなるんです。そういう時は、パレットを1枚減らして、商品をうまく積み替えたりもしていますね。

Q 女性ならではの視点が、仕事に活かされているんですね。男性ドライバーの反応はいかがですか?

正直、最初は「女性には無理だろう」と構えていた男性ドライバーもいましたが、今もそう思っている人はいないと思います。商品の積み方一つとっても、力まかせにやるだけじゃなくて、知恵を絞れば効率化できる。そこに女性の感性を活かせる余地は必ずあると思うんです。

性別の差を感じさせないエブリー24の風土

Q Tさんから見て、エブリー24の働きやすさを感じる点は何ですか?

まずルールがしっかりしていることです。あと現場の声にも耳を傾けて、臨機応変に融通を利かせてくれるところですね。例えば、デジタコという運行記録計を全車両に導入していて、ボタンを押すだけで運転日報が作成できるんです。

あとは、独自の配車システムを使って、業務の効率化にもつなげている。ドライバーの安全運転や効率化のために、会社が惜しみなく投資をしてくれるのが本当にありがたいです。

Q 入社から1年半が経ちましたが、今の仕事へのやりがいを教えてください。

未経験からこの世界に飛び込んで、本当に良かったと思っています。上司や先輩に恵まれて、いろいろな経験を積ませてもらいました。

ドライバーという仕事のやりがいは、何と言っても、商品を無事に届けられた時の達成感ですね。お客さまに「助かったよ、ありがとう」と言っていただけた時は、本当に嬉しいです。自分が運んだ商品が、誰かの生活を支えているんだという実感が湧くんです。

Q 最後に、ドライバーを目指す後輩へのメッセージをお願いします。

エブリー24は、性別の差を感じさせない環境が整っていると思います。

サポートしてくれる方もたくさんいます。もちろん、女性としてなかなか男性と同じようにはいかないこともあって、力不足や体力面で悔しい思いをすることもあります。でも、自分で選んだ道だから、ネガティブになりすぎないように心がけています。

エブリー24には、明日の物流について良い方向で話せる仲間がたくさんいます。自分のなりたい姿を叶えられる会社だと思っています。だから、私と同じように物流の世界で働きたいと思っている人、特に女性ドライバーを目指している人は、ぜひエブリー24の門を叩いてみてください。

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