若手のうちから
裁量のある仕事に挑戦できる風土

新卒事務職

S・Hさん

2013年入社

現場経験で培った知見を活かし、入社10年目で人事部副部長に就任。「その場しのぎではなく、社員一人ひとりのやりがいを大切にした制度設計を」と、日々奮闘中。社員からの厚い信頼を得ながら、組織と個人の成長を支える存在として活躍している。

採用担当者との対話が入社の決め手に

Q 学生時代は何かに熱中していましたか?

正直に言って、中学・高校時代は帰宅部で、特に夢中になるようなことはありませんでした。大学では現代社会学部で社会学を学びつつ、映像編集などのメディア系の授業も受講していましたが、ごく普通の学生生活を送っていましたね。

Q どんな軸で就職先を探していましたか?

堅苦しい雰囲気が苦手で、営業職やスーツを着る仕事はしたくないと考えていました。そのためエネルギー関連の企業やメーカーの現場に近い仕事を中心に探していました。

また、大企業の一員として働くよりは、規模は小さくても自分の仕事が影響を与えられるような環境を望んでいましたね。

Q エブリー24への入社を決めた理由は何だったのでしょう?

就職サイトでエブリー24を知り、説明会に参加したのがきっかけです。説明会では、採用担当者の方が気さくに対応してくださったのが印象的でした。

選考でも面接官の方がじっくりと話を聞いてくれたことが印象に残っています。実は他にも2社から内定をいただいていましたが、1社は会社体制と施設の旧態依然とした印象に不安を覚えたのと、もう1社は最終面接で希望とは異なる営業職への配属を打診されたことに抵抗を感じ、辞退しました。

Q 実際に入社してみて、いかがでしたか?

実は内定後に営業職への配属が決まって、少し驚きました。でも蓋を開けてみれば、新設された中京スーパーハブセンターに配属となり、営業の仕事よりも倉庫内の現場業務が中心となりました。

営業への同行もありましたが、営業と現場を並行するのは難しく、元々営業職を希望していなかった私は、現場の所属として働くことを選びました。

現場からスタートし、若くして管理職へ

Q 現場ではどのような仕事を?

加工食品を扱う班に配属され、最初の1年は梱包などの作業だけでなく、派遣社員やアルバイトの方への作業指示なども経験しました。

2年目には班長として、現場の統括や出荷管理を任されるようになり、3年目には顧客の担当責任者にもなりました。並行して、採用面接や勤怠管理など、人事関連の業務もこなすようになり、気づけば主任に昇進していました。

Q 現在は本社の人事部に異動されていますが、きっかけは?

現場で人事業務の経験を積んでいたところ、入社して4年半が経過した頃に本社人事部への異動の打診がありました。予想外の話でしたが、拠点で人事関連の業務を担当していたことに加え、人事のスキルを身につければ自身の市場価値も上がるかもしれないと考え、異動を決意しました。

Q 異動後の業務内容を教えてください。

当初は副部長の補佐として、労基署対応や行政への報告書作成などを担当しました。そうした実務を通じて労務管理について学ぶ一方、会社の制度づくりにも関わるようになりました。気がつけば、副部長に昇進していました。

Q 30代前半で副部長は早いですよね。

恵まれた面はあったと思います。

人事部の人員構成的に、ちょうど自分の上の世代が手薄だったんです。もちろん、ある程度は個人の力を買っていただいたのかもしれませんが、会社の「若手の年齢で仕事を任せるのをためらわない」という姿勢と、部署の事情が噛み合って、早いキャリアアップにつながったのだと思います。

やりがいと難しさを感じる人事の仕事

Q 仕事のやりがいを感じる瞬間は?

人事評価制度や給与計算の仕組みなど、既存の制度を変革するようなことに携われた時ですね。新しいことに挑戦するのは大変な面もありますが、制度として形になった時の達成感は格別です。以前より改善されたと感じられた時は、やってよかったなと思います。

Q 一方で、仕事の難しさを感じることは?

人事の立ち位置は難しいと感じます。会社と従業員、両サイドの立場になることがあるんです。

会社の方針を従業員に伝える必要がある一方で、従業員の待遇改善について会社にも進言しなければなりません。時と場合によって自分の立場がコロコロ変わるので、「どっち側の人間なんだ」と思われがちなんですよね。そうした立場の変化を意識しつつ、その都度求められる役割を全うするよう、心がけています。

Q 人事部の課題は何だと感じていますか?

個人的には、目の前の案件に追われて、本質的な課題解決に着手できていない現状に問題意識を感じています。

もちろん、全社の方針に則ることが大前提ですが、社員一人ひとりがやりがいを持って働ける、自発的に取り組みたくなるような制度設計にもっと注力していくべきだと考えています。

Q 最後に、入社を考えている方にメッセージをお願いします。

目立つことを極端に嫌う方には向かない環境かもしれません。かといって、若いうちから難しい仕事を任されたいという強い意欲は、必ずしも必要ないと思います。任された仕事に真摯に取り組む姿勢さえあれば、活躍のチャンスは十分にあるはずです。

やる気のある方のご応募を、お待ちしています。

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